日頃ありがとうございます。
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私は、小学生の期間、学校で頻繁に泣いていた子どもだった。
今となっては泣くほどのシチュエーションでは無かったことも沢山あったのだけれど、それはそれは繊細で泣き虫だった。
それが不適王の個性だった。
小学校の同級生たちは、不適王は「何かとすぐ泣く奴」と思っていたことであろう。
そして、バカにしていただろうし、あきれていただろう。
実際に私は男女問わず同級生になめられていた。
1つ間違えたら指を詰められる傷害事件に至る場面もあった。
いまだに、あの場面のことを忘れられない。
恨んでいないと言ったら嘘になる。
何かと自分で自分を守れないって悔しい。
当時は感情がセンシティブになりやすい苦しみを親に言えず、1人で抱えこんでいた。
小さなプライドだったり、あるいは親が受け入れる雰囲気を持ち合わせていなかったのかもしれない。
学校で、醜態をさらしたときに妹が通りかかったときは、穴があったら入りたかった。
私には歳上の兄はいないし、サポートしてくれる心強い存在が近くにいなかったことも、私をより一層 不運の路肩に追いやった。
今振り返ると、不適応寸前のあの状態で、小学校とは言えども「行かない」という選択肢に行き着くこともなく、よくもまぁ 毎日通い続けていたと思う。
それほどの脆弱なマインドと危機迫る日々だった。
小学生で不登校という子どもがいるが、私は間違いなく予備群の筆頭であった。
中学校の終わり頃には、混乱期を経て、なるべくして不登校になった。
親も泣いたかもしれないが、不適王はそのずっとずっと前から泣いていた。
せめて家庭の中だけでも笑顔を沢山作りたかったと思うし、兄弟とも仲良くしたかった。
そんな余裕が無かった。
『涙』
優しく美しい歌詞。
時々聴きたくなる。
不適王