先日11月8日の夜、
出先にて、案の定、夜空を見上げる人や、夜空にスマートフォンを向けている人を、あちらこちらで見かけた。
自転車に乗っている女性が足を止めて、
幼い子ども連れのお父さんが、
年輩の女性らが立ち話をしながら、
横断歩道で信号待ちをしている人たちが、
あっちの進学塾や、こっちの進学塾でも、講師や生徒が外に出て、
道行くオッチャンが、
よそ見してたら事故を起こすぞ、なくらいに。
同じ時間、日本中の多くの人たちが、天体の神秘に立ち会っていたようだ。
私は と言うと、天体にそこまで興味はなかったが、せっかくなので、一応 見てみた。
快晴だったので よく見えたし、白い月が徐々に欠けていく過程の方が、完全に隠れたあとの月よりも まばゆくて、幻想的な雰囲気に感じた。
月食と惑星食が同時に見られたのは、442年ぶりだそうで、1580年7月26日以来。
そんなことまで分かるのか( *゚A゚)と驚きだ。
皆既月食よりも、それをどうやって計算されたのか?ということの方に関心がある。
1580年7月26日。
この年を聞いて、
「あー」 となる人は戦国時代に詳しい人かもしれない。
私もすぐに分かった。
織田信長が天下統一を目前に控えていた年だ。
今は無き伝説の幻の城、安土城を築いて住んでいた頃である。
この2年後に、誰もが知っている「本能寺の変」が起きるのだ。
442年前というのは、そんな年なのだ。
織田信長は皆既月食なんて知らなかったであろうし、そもそも、この日の夜空は快晴だったのかな?
晴れていたのなら、信長も見たのかな?
もちろん惑星食と同時進行なんて知るよしもないだろう。
覇王・信長の時代から442年後、
不適王 とりあえず、夜空を見上げてみた。
月が地球の影に隠れていくのを見ていて、あらためて自分が住んでいる地球も天体の1つなんだなぁ、と思わずにはいられなかった。
私は宇宙の中にある地球という惑星に住んでいる人間なんだ、という実感を強くした。
それに、人間なんて小さな存在だなぁ、って。
ここまではコロナにやられる事なく天体ショーも見ることができて、普段は思えない事を実感できて、とりあえずは良かった。
私も、一応 スマートフォンで撮影。
午後8時前。
これが精一杯 m(_ _)m