私は本格的に筋トレを始めて10年ぐらいになる。
恐れ多くも、肉体を、職場で あるいはジムで褒められることが多い。
もちろん健康の範囲という当然のマイルールの中でやっている。
さて、近年 筋肉をつける、ダイエットをする、などの肉体改造をする上で、かなりの頻度で登場するものが、サプリメントとしてのプロテインだ。
摂取している人は多いと思う。
結論から言う。
あれは無駄。
アマチュアで健全にクリーンに鍛えているボディビルダーですら、本当のことを知っていることである。
なぜ、近年、こんなものが出回って、言われるようになったのか、ご存知であろうか。
は、ご存知であると思う。
たんぱく質は3大栄養素の1つとして、身体を構成する上で重要ではある。
しかし、仮にトレーニングをハードにして、いくら筋肉をつけたいからといって、ボディメイク界隈で言われる1日あたり体重1グラムに対して、たんぱく質を2グラム~3グラム、ときに4グラムが必要、と言われる数字。
ボディメイク界隈や雑誌で当たり前のように推奨される膨大な量のたんぱく質を固形物で摂取するとなると、計算すると分かるが、とてもではないけれど1日で食べきれる量ではない。
そこで出てきたのが、流し込めるサプリメントとしてのたんぱく質なのだ。
どこでも手軽に飲める。
最近のモノは味がついていて美味しい。
そう。
お分かりいただけるだろう。
これらは全てサプリメント業者の戦略なのだ。
オシャレな格好をしたインフルエンサー?や、どこぞのトレーナー?、芸能人?が、 シェイカーにプロテインを入れて飲んでいるあのイメージだ。
では、何が無駄なのか。
まず、冒頭にも書いたように、アマチュアのボディビルダーですら知っていることであるが、そんな膨大な量がそのまま筋肉に変換されることはない。
むしろ、そんなことをしていると太るか、ゆくゆくは肝臓や腎臓を痛めるだけ。
では、1日のたんぱく質摂取を、固形物からの分をサプリメントとしてのプロテインに変えたらどうなのか?
と思われる方もいると思う。
まず、あのサプリメントには保存料、甘味料、合成着色料、防腐剤などの、あらゆる添加物が入っている。
しかも牛乳から作られているものがほとんどのため、乳糖不耐性の人はお腹を下しやすい。
日本人に多い体質だ。
ちなみに、安さが売りの海外製品に危険な物質が混入していた事例もあるから、安いからと言って海外製品はなお一層ダメ。
近年では虫やカビの混入の事例もある。
人によっては、サプリメントとしてのプロテインを摂取しなくなったら途端に体調が良くなった、という話も、かなり聞く。
固形物を咀嚼(そしゃく)して唾液や酵素を出し、時間をかけて食べて消化させることで健康に、かつ必要な分の栄養を補給できるのだ。
また咀嚼することは脳にもよい。
サプリメント業者の戦略に、情弱な何も知らない消費者が騙されているのだ。
スポーツクラブとか、パーソナルトレーニング施設、スポーツショップなどでは、それが商売なので売っているだけで、場合によっては奨めてくると思う。
宣伝に起用されている人も、実際には使っていなかったり、分かっていてもコマーシャル料を得るためにしているだけ。
消費者はお金をドブに捨てるようなもの。
その他のサプリも同様。
私も、実は言うと、筋トレを本格的に始めた頃は何も知らずにサプリメントとしてのプロテインを飲んでいた。
飲まないと不安になったり。
これは肉体改造の初心者アルアルだ。
しかし、この事実を知ってから、アホらしくて一切摂っていない。
そもそも、たんぱく質自体をボディメイク界隈で言うような量を取っていないし、計算なんて全くしていない。
筋肉は全く落ちないし、順調に地道に少しずつ少しずつ育っている。
もちろん、アナボリックステロイドなどの不健康で、かつズルのカスみたいな薬物は一切摂取していないし、ライフタイム・ナチュラルのクリーンな身体だ。
サプリメントとしてのプロテインを買って飲んでいる人は無駄だから、今すぐにやめた方がいい。
あれムダです。