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かつて、私 不適王は中学生になってから、ストレス続きの不毛な生活の中で、いよいよ心身を壊してしまった。
その頃から私の顔つき目つきが、思春期の年頃であることを加味しても、ずいぶんと変わってしまった。
時に脚のしびれまで発症するなど、身体の数ヶ所に異常が発生する有り様であった。
居間のテレビの音さえ気に触ってうるさかったし、ただでさえ食が細いのに、余計に食欲も出ず、食事もまずく味がしなかった。
私は中学校の数年間、食事が美味しかった記憶がない。
何を食べていたのかも、ほとんど記憶にない。
不登校になる前から私の精神状態は錯乱し、不登校の生徒にありがちな事象ではあるが、私も家庭内では暴言を吐いたり、暴力的になっていた。
私には5つ年下の弟がいる。
弟もわりと元来デリケートな生活で、なおかつ当時は小児喘息を患っていたこともあり情緒不安定だった。
私と弟は不穏な関係性にあった。
かなりのトラブルが続いた。
家庭内は地獄の日々だった。
あんなに苦しく残酷な事はなかった。
後に母親に聞いたら、どう対応してよいか分からなかったそうだ。
当時の私は自分の心身や家庭内の平穏を守るためにやるべきだったことが3つある。
1つは、もっともっと早くに、堂々と胸を張って学校も塾も辞めることだった。
学校や塾が世界の全てで、そこから脱出するという思考にならなかった。
それはどこかに、このコミュニティの中で自尊心を保ちたい、というつまらない執着心とプライドがあった。
夜間中学なり通信制なりに編入し、学業なんてサラサラ適当で良いから学校生活の継続をすれば良かったと後悔している。
2つ目は、精神科/心療内科に通院し投薬治療を受けること。
風邪をひけば内科に行くように、心が不調であれは精神科/心療内科に通う。
それは至って科学的かつ医学的で、当たり前のことだ。
ところが、当時の無知な私は、精神科/心療内科を変人?キチガイ? が行く所だと、誰に教わったわけでもなく軽蔑し嫌っていた人間だった。
お粗末である。
また、私は自分に問題があるわけではなく、とことん環境が悪いのだと、学校や塾をすこぶる忌み嫌い、憎んでいた。
確かに学校と塾にも問題があったことは事実であるが。
そのため、精神科/心療内科に通うことはなかった。
精神科/心療内科での投薬治療については、いろいろと言われるが、年齢問わずどうしても必要な場合というものがあって、当時の私のメンタリティーにおいては必須のものだった。
こういった医学的なケアも、健康管理の重要な一環として、家庭や社会、学校教育の中で、もっと認知するべきだと強く思う。
3つ目は、簡単なものでよいのでメンタル関連の読書をすることだ。
中学生という未熟な年頃であったが故に、自己肯定感や自尊心が欠落した危うい存在であった。
今でこそ自己啓発関連の書籍が沢山出ているが、当時はかなり少なかったかもしれない。
それでも何かしら、狭い自分の視野を広げてくれるものがあったはずだ。
しかし、仮に親からこういった書籍を奨められても、私の他罰的思考が邪魔をし、表紙をめくれなかったことだろう。
これらの事が、私の健康や人格、人生の道のりを大きく歪め、家庭内の平穏を乱してしまう大きな要因となった。
もちろん、これらが個人に対して100%の効果を発揮するわけではないし、他にもできることがあるだろう。
もっと楽に、こだわらず、人生は苦しいこともあるけれど適度に楽しいことやワクワクもあるはず、というイメージができない状況にあったのだった。
タイムマシンがあったなら、当時の私に会いに行って、私が兄貴となって、その時にできること、道筋を諭し教えてあげたい。
不適王