いつも本当にありがとうございます。
暑くなってきました。
週明けから台風の影響を受ける地域もあるかと思います。
お気をつけ下さいませ。
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何かしらの情報を求めている時。
以前であれば、特にインターネットの黎明期では、人づての話というものが、その信憑性や真偽はともかく、非常に大きな存在感を示すものであったと思う。
ニッチな分野や領域ではなおのこと、情報を収集しにくい時代にあって、リアルなコミュニティにおける無知な人々による噂話が、尾ひれをつけて話されては広がり、時に脆弱な人々をターゲットにし、「そんな話を聞いたのよ」となった。
そんな情報に疎い時代。
近年とは異なり、教育現場や企業、コンプライアンスやガヴァナンスが緩い世相の中にあって、ここぞとばかりに人の心の弱みにつけこむ輩が出現した。
手段を問わず、オリジナリティを前面に押し出して商売にしよう、と法外な金額を提示して金儲けを企む輩がいた。
洗脳された信者のような人々が盲信し、彼らの暴走を許してしまった。
その中で心を蹂躙され、闇に葬りさられる青年の物語があった。
これは情報を受け取る側の責任でもあり、可能なかぎり自らの目と耳で確かめ、取捨選択をする力が試された時代でもあった。
逆にインターネットによる世界が広がった便利な現代においても、数多の情報に振り回されやすくなった。
いつの時代も、情弱な情報の受け手になることなく、自らの目を肥やし、心を耕し、人の心に寄り添っていく力が求められている。
不適王