先日の社会ニュースで、配達員さんが車のスライドドアで指を挟んで指先が切れたのに、切れた指先を路上に放置したまま配達を続けた、という極めて痛々しく悲しいニュースがあった。
すぐに病院にも行かず配達を続ける配達員さんの背景にある事情など、いろいろと考えさせられるニュースであったのだが、このニュースを見て私は他人事ではなかった。
私も指こそ飛んではいないものの、類似の事故、実は事件? を経験している。
もうずいぶん昔の話。
あれは私 不適王が、小学校5年生か6年生の時だった。
私は小学校時代、スクールバスを利用しての通学という比較的に特殊な環境にあった。
あれはいつもの下校道中、スクールバスの車内の出来事であった。
私は開いた窓の枠に右手をそえていた。
そこに、後ろの席に座っていた陰湿女子二人組のIとTのどちらかが、窓を勢い強く閉じた。
指こそ飛ばなかった。
しかし、この時の影響で、今でも当たった指の箇所が左右の指で太さが違う。
日常には、そこかしこに危険が潜んでいるものだ。
陰湿女子二人組は、窓枠に私の手があったことを知らず、たまたま閉めたのかもしれない。
しかし、私が当時の状況を忘れているだけで、どちらかの、あるいは共謀での故意の犯行だったかもしれない。
それをやりかねないほどの陰湿女子二人組だった。
陰湿女子二人組は、痛がって泣いていた私に謝らなかったし、全く悪びれる様子が無かったことだけは覚えている。
事実は分からないが、当時の私は弱虫の泣き虫だったので、日頃から、陰湿女子二人組にとって私はストレスの捌け口として格好の餌食だった。
何年も何年も後に、テレビのニュースでこの陰湿女子二人組の片方と同姓同名の人間が犯罪で捕まったニュースが流れた時は、顔写真こそ無かったものの、本人かと思ったほどだ。
またFacebookで同窓会の写真を見つけた時、もう1人の方の女子の姿を数十年ぶりに見つけた。
本人だとすぐに分かった。
よくノコノコと出てこれるものだと思った。
いずれにしても、この件は、指が残っているだけ良かったと思っている。
また、幼い頃から他人に舐められないことの重要性も痛感した出来事であった。
冒頭の配達員さん、怪我が1日でも早く癒えますように。
そして安全・安心で勤務できますように。
不適王