不適王の再建記                  

©️2018-2024 不適王 (id:nekozebito)                                         

偏見

日々、社会では様々な事件・事故が多発していて、テレビなりネットなりで、ニュースとして目にする。 

 

そして容疑者は、顔や氏名と共に社会的属性や、ひいては生活環境なども晒される場合がある。

 

あれを見ていつも気になることがある。

 

世の中で犯罪を犯す人。

 

若い人もいれば年輩の人もいる。

男性もいれば女性もいる。

裕福な家庭の人もいれば、貧しい人もいる。

学歴がある人もいれば、無い人もいる。

性格が明るい人もいれば、暗い人もいる。

職に就いている人もいれば、就いていない人もいる。

友人がいる人もいれば、いない人もいる。

家庭を持っている人もいれば、独身の人もいる。

高収入の人もいれば、低収入の人もいる。

借金がある人もいれば、無い人もいる。

立派な肩書きの人もいれば、そうではない人もいる。

正社員の人もいれば、非正規の人もいる。

長子である人もいれば、末子の人もいる。

心の病気を抱えている人もいれば、抱えていない人もいる。

変わった趣味を持っている人もいれば、持っていない人もいる。

一風変わった人もいれば、ごく普通の人もいる。

怖そうな顔の人もいれば、優しそうな顔の人もいる。

一般的なハンサム顔の人もいれば、そうでない人もいる。

一般的な美人顔の人もいれば、そうでない人もいる。

言動が横柄な人もいれば、そうでない人もいる。

マイノリティもいれば、マジョリティもいる。

日本人もいれば、そうではない人もいる。

 

逆に言えば、これらの人は犯罪を犯さない人でもある。

 

こういった本人の外見、社会的属性や表面上に見えるパーソナリティーなどをもってして、「やはり」と決めつけることは良くない。 

 

例えば、

この前の事件の犯人は非正規の独身だった。

やっぱり非正規の独身はおかしい人が多いんだ。

職場にもいるから怖い。

 

あの容疑者とうちの子どもの状況が似ている。

うちの子がそうならないか心配だ。

 

絶対に決めつけないでほしい。

 

特に、世間一般的に、どちらかと言うとネガティブな印象をもたれやすい層の人って、いると思う。

 

でも、それって偏見なのよね。

 

それだけは絶対にやめてほしい。

 

 

不適王