日々、社会では様々な事件・事故が多発していて、テレビなりネットなりで、ニュースとして目にする。
そして容疑者は、顔や氏名と共に社会的属性や、ひいては生活環境なども晒される場合がある。
あれを見ていつも気になることがある。
世の中で犯罪を犯す人。
若い人もいれば年輩の人もいる。
男性もいれば女性もいる。
裕福な家庭の人もいれば、貧しい人もいる。
学歴がある人もいれば、無い人もいる。
性格が明るい人もいれば、暗い人もいる。
職に就いている人もいれば、就いていない人もいる。
友人がいる人もいれば、いない人もいる。
家庭を持っている人もいれば、独身の人もいる。
高収入の人もいれば、低収入の人もいる。
借金がある人もいれば、無い人もいる。
立派な肩書きの人もいれば、そうではない人もいる。
正社員の人もいれば、非正規の人もいる。
長子である人もいれば、末子の人もいる。
心の病気を抱えている人もいれば、抱えていない人もいる。
変わった趣味を持っている人もいれば、持っていない人もいる。
一風変わった人もいれば、ごく普通の人もいる。
怖そうな顔の人もいれば、優しそうな顔の人もいる。
一般的なハンサム顔の人もいれば、そうでない人もいる。
一般的な美人顔の人もいれば、そうでない人もいる。
言動が横柄な人もいれば、そうでない人もいる。
マイノリティもいれば、マジョリティもいる。
日本人もいれば、そうではない人もいる。
逆に言えば、これらの人は犯罪を犯さない人でもある。
こういった本人の外見、社会的属性や表面上に見えるパーソナリティーなどをもってして、「やっぱりな」とか「こんな人でも…意外だ」とか、決めつけることは良くない。
例えば、
この前の事件の犯人は非正規の独身だった。
やっぱり非正規の独身はおかしい人が多いんだ。
職場にもいるから怖い。
あの容疑者とうちの子どもの状況が似ている。
うちの子がそうならないか心配だ。
絶対に決めつけないでほしい。
特に、世間一般的に、どちらかと言うとネガティブな印象をもたれやすい層の人って、いると思う。
でも、それって偏見なのよね。
それだけは絶対にやめてほしい。
不適王